今月の絵献立

「十日夜の頃」技術理事 藤野竜也(濱田屋)

前菜
  • 鮟肝は掃除し、水で良く晒した後、塩を2時間当て、適当な大きさに庖丁し、ラップで丸く包みホイルをして、15分程蒸し、冷蔵庫で冷やします。
  • 酒盗1合、酒2合を合わせ、火にかけてアルコールを飛ばし、リードペーパーで漉し、酒盗地とします。甘海老は殼を剥き、先の地に10分程漬けて器に盛り、天にキャビアを盛ります。
  • 鯖は三枚におろし、強塩を4時間程当て、水で洗った後、酢で30分締めます。柵取りして観音開きにし、寿し飯を包み棒寿しとし、柿の葉で包みます。
  • スモークサーモンと長芋を同じ大きさに庖丁し、長芋は明礬水に浸します。色出しをした白板昆布を甘酢に漬け、先のサーモンと長芋を市松の形に合わせ、白板昆布を巻きます。
  • 全卵10個、卵黄20個、擂り身500g、砂糖230g、薄口醤油少々の厚焼地に、煎った胡桃を加えて焼き上げます。
  • 小松菜は庖丁し、湯をした後、八方地に漬けます。梅干しを裏漉しし、先の小松菜と盛り付けます。
  • 零余子は掃除し、明礬水に漬けた後15分蒸します。濡らした晒に3個位、一緒に茶巾に絞り、塩を振ります。
椀盛
  • 蓮根の皮を剥き、擂り卸した後、白玉粉1割、片栗粉2割を合わせて生地を作ります。鶉、鴨、鶏の挽き肉を合わせ、当り鉢にて当たり、卵、卸し大和芋、昆布出汁にてのばし、濃口醤油・薄口醤油・味醂にて味を調え、昆布湯で湯取ります。先の生地に鶉丸を入れて丸め、10分蒸し、油にて揚げて椀盛とし、独活、人参、三つ葉、防風を湯をして八方地に漬け、天に盛り付けます。
造り
  • 鮪は柵取りし、切り重ねに庖丁します。鯛は三枚におろし、上身として削ぎ身とします。青利烏賊は掃除し、鹿の子に庖丁します。
凌ぎ
  • 餅米を一晩水に漬けた後、平ざるに晒を敷き、玉酒を打って蒸します。卵黄3個を湯煎にかけ、黄身あんを作り、塩・トリュフオイルにて味を調えます。牛フィレ肉を塩・胡椒を振り、焼いた後、先の飯蒸しに盛り、黄身あんを掛け、薄く庖丁したトリュフをのせ、青味を散らします。
焼肴
  • 玉葱みじん300g、塩30g、乾燥麹100gを合わせ、混ぜながら常温で1週間置き、玉葱麹を作ります。白子は霜降りをし、裏漉しします。牛乳100cc、小麦12gを火にかけ練り、白子100g、玉葱麹20gを合わせます。甘鯛は三枚におろし、薄塩を当て庖丁します。帆立は掃除し、庖丁します。京芋は適当な大きさに庖丁し、薄口醤油・塩・砂糖で味を含めます。先の材料を天火にて焼いた後、器に盛り、白子麹を掛け、焼目を付け、銀杏を散らします。
煮物
  • 蕪は皮を磨いて中をくり抜き、昆布出汁・薄口醤油・塩・味醂で味を調えます。鮑は磨いた後、水・酒・薄口醤油・砂糖・塩で味を調え、蒸し煮とします。海老は背わたを取り、芝煮とします。栗は山梔子で色を付け、出汁・砂糖・塩で炊き、煮汁を詰めて艶を出します。人参は紅葉の形に庖丁し、占地と共に八方地に含ませます。それぞれを先の蕪に盛り付けます。
油物
  • 茶蕎麦を束ね、茹でた後、鉄板にまっすぐに並べ、冷蔵庫で冷まします。蟹と穴子を適当な大きさに庖丁し、薄衣にくぐらせた後、先の茶蕎麦で挟み、油にて揚げます。
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