アンチエイジングのための日本料理 四季のお献立

夏の献立 お椀
献 立 食品名 重量
(g)
エネルギー
(kcal)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
炭水化物
(g)
ふかひれ沢煮 ふかひれ 飛魚 椎茸 独活 みつば 人参 牛蒡 100 141 30.1 0.7 5.0
合計 100 141 30.1 0.7 5.0

働きかける栄養素・成分を含む旬の食材

鱶鰭(ふかひれ)

不老長寿をかなえるといわれる中国料理の高級食材、鱶鰭(ふかひれ)。美肌作りの象徴、コラーゲンを含む食材の代表格です。コラーゲンは皮膚の新陳代謝を活性化し、しみやしわを予防する働きがあるばかりではなく、免疫機能を向上させがんを予防する効果もあるといわれています。また貧血を予防する鉄、味覚を正常に保つ亜鉛など、ミネラルも豊富に含んでいます。鱶鰭は乾物のため旬はありませんが、紫外線を浴びることが多く、暑さによる体力の消耗が激しい季節には、肌と身体の活性化をはかるための最適な食材といえるでしょう。

【その他の期待される働き】

味覚機能維持改善、貧血改善、免疫力強化、がん抑制など

皮膚・粘膜によいとされる夏の食材

えい

えいは水分が多く脂肪が少なめな魚ですが、コラーゲンが非常に豊富なことが最大の特長です。独特の匂いがあり鮮度が落ちやすいため、干物や練り物など加工品に利用されることが多い食材ですが、少し濃い目の味付けで煮付ければおいしく、煮汁が冷めて出来る「煮こごり」はコラーゲンの固まりです。ただし塩分が多いので、食べ過ぎには注意しましょう。

ゴーヤー

沖縄料理の食材としておなじみのゴーヤーは。ビタミンCを非常に多く含んでおり、加熱調理をしても消失しないのが特徴です。ビタミンCはコラーゲンを生成を促進する、肌に良い美容ビタミン。さらに強力な抗酸化作用もあるので、免疫力の向上にも役立ちます。植物繊維も含んでいますので便秘を改善する働きもあり、美容と健康に最適な夏野菜です。

【その他の主な旬の食材】

あなご、かれい、かんぱち、したびらめ、すずき、はも、まながつお、うなぎ、どじょう、あわび、さざえ、しゃこ、さやいんげん、空豆、つるむらさき、オクラ、トマト、パセリなど

料理人の知恵袋

野菜の見分け方

葉菜茎類 … 葉先がピンとし、葉が厚く、緑が鮮やかなものが新鮮。(葉先が黄色いものは日にちが経っている)
根菜類 … 表面にツヤがあるものが新鮮。(ヒビがあるものや、葉のあるもので葉の黄色いものは日にちが経っている)
キノコ類 … 根元が変色していないものが新鮮。

献立・料理 富田正藤(米村)
全国料理業生活衛生同業組合連合会 著

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脳・記憶への働きかけが期待できる

目・視力への働きかけが期待できる

骨・関節への働きかけが期待できる

皮膚・粘膜への働きかけが期待できる

内蔵・免疫への働きかけが期待できる