調理師日誌

2021年10月号編集後記

コロナ禍による緊急事態宣言とまん延防止等重点措置やワクチン接種の効果ばかりとはいえないような現象がおきて、東京都では8月13日に5,773人の感染者数が9月24日には235人に激減し、あわよくばこのままコロナが収束するのではと思いたくもなりました。

一時はむしろデルタ株による感染急拡大が懸念され、人流に多少の変化はみられたものの、ここまでの急激な減少は、専門家でも原因不明とのコメントが大半でした。

一説によるとウイルスは急速に増殖し、一定の閾値(いきち=限界値)を超えるとそのウイルス自体の生存に必要な遺伝子までも壊してしまい、ウイルスが自滅するという考え方もあるようです。

人体に侵入して生きるのがウイルスの宿命であり、人類は常にウイルスと戦いながらワクチンや治療薬、特効薬を開発し続けることになります。とりわけ、米国では年内に経口治療薬ができる見通しで、日本でも点滴ではなくインフルエンザと同じような飲み薬が出来るよう願いたいものです。

昨年からコロナ禍に明け暮れた日本政府も、菅総理が1年限りで辞任し、にわかに自民党総裁選に4人が出馬宣言し、野党の国会開会要求を拒み、コロナ感染の対策を中断して派閥抗争さながらにメディアを独占しています。

10月4日には歴代首相100人目の総理の下、新内閣が誕生します。国民にとっては郵便法の改正やコーヒーや小麦粉製品等の値上げの方が気になるようです。

編集長 日比野隆宏

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