令和7年の元旦は昨年の能登半島を襲った地震の悪夢とは打って変わり、青森県の大雪を除き、穏やかな冬日和となりました。正月恒例の第101回箱根駅伝は晴天に恵まれ、2日(往路)3日(復路)に亘って行われ、青山学院大が大会新記録で2年連続8度目の優勝を飾りました。
箱根と言えば昔から日本有数の温泉・保養地で知られ、富士箱根伊豆国立公園の中心で国際的観光地として親しまれてきました。現在の神奈川県足柄下郡箱根町は芦ノ湖湖畔の旧宿場町で、通称元箱根。旧東海道五十三次の小田原から三島の間の宿(あいのしゅく)として発達し、「入鉄砲に出女」を厳しく取り締まる関所があった場所で、今では芦ノ湖遊覧船の発着地点となっています。箱根峠は静岡県との県境にあり、昔の馬子唄に「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と歌われていました。ちなみに大井川は江戸時代に渡し船が禁止され、旅人は人足を雇って肩車か輦台(れんだい)で渡ったと言われています。
昨年末から全国でインフルエンザが猛威をふるっていますが、新型コロナのウイルスも根強く残っており、ワクチン接種とマスクの着用、手洗い、消毒等の励行で感染リスクを完璧に抑えたいものです。
今年最大の催しは4月13日から大阪市の人口島「夢洲」で始まる大阪・関西万博ですが、未だ入場券が大量に売れ残り、一向に盛り上がる気配がなさそうです。7月には参院選挙、都議会議員選挙が予定されており、早くも与野党の議席数をめぐる攻防が取り沙汰されています。
永朋舎では会員のみの新春懇親会が2月16日に行われます。皆さんのご出席をお待ちしております。
編集長 野澤 武