調理師日誌

2024年7月号編集後記

日進月歩、時代は進歩しており、コンピューター全盛となった現代、機械的なものからあらゆる情報まで、従来のアナログ方式からデジタル方式に変わり、しかも地球規模どころかGPS(位置情報)を含めた宇宙規模で急速に普及しています。

最も身近で早かったのは電話と時計のデジタル化でした。勿論現在でも併用されていますが、時刻表示がアナログの長針・短針表示から文字(数字)表示に代わり、音源の媒体もレコードや磁器のカセットテープからCDRやSDカード、さらに容量の多いUSBに、また映像もVHSからDVDやハードディスク等に、フィルムカメラはデジカメに代り、全盛を究めた
かと思われましたが、携帯電話(スマホ)の高性能機能による写真や動画撮影に取って代わりました。

その結果、SNS上では膨大な量のグルメ情報やあらゆる商品の通販サイトがユーザーを虜にし、サイトによっては投資詐欺も横行して被害者が続出。儲かる話には要注意です。

キャッシュレス時代に先鞭を付けたキャッシュカードと併行し、最近ではスマホでポイントの貯まるアプリを使い、QRコードの読み取りで決済するケースが多くなりました。そんな折に、7月3日から新しい紙幣が発行されるということで話題になっています。20年間慣れ親しんだ福沢諭吉の旧一万円札を、近代日本経済の父「渋沢栄一」の新札に替える人が銀行に殺到するかもしれません。因みに五千円札は樋口一葉から津田塾創立者の津田梅子に、最も多用される新千円札は野口英世から細菌学者の北里柴三郎に代ります。タンス預金の方は枚数に制限があるようですので、大量に持ち込まないで美味しい料理を現金払いで済ませてからにしましょう。

編集長 野澤 武

This entry was posted in 編集後記 and tagged , . Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です