調理師日誌

2023年4月号編集後記

侍ジャパンがWBC(ワールド・ベースボールークラシック)2023で14年ぶり3度目の優勝を果たしました。準決勝ではメキシコと対戦、大不振村神様の奇跡の逆転サヨナラ打で驚異的な決勝進出を果たし、米国との決勝戦ではリアルニ刀流のスーパースター大谷翔平投手(エンゼルス)が1点差の9回、同僚の米国主将マイクートラウト外野手を空振り三振に打ち取って日本を世界一に導きました。筋書きのないドラマを演じた栗山監督率いる侍ジャパンの夢のような全勝優勝は永遠に語り継がれることでしょう。

初戦から切り込み大将を演じたヌートバー外野手のファインプレーが印象的でした。なんと言っても投打の活躍でMVPとなった。“大谷フィーバー”が、コロナ禍の日本経済に650億円の経済効果をもたらすという試算には拍手喝采です。その後に発表された大谷選手の今期の年収が、メジャー史上最高額の85億円になるといわれ、日本の某球団の全額に匹敵すると言いますから、驚き桃の木山椒の木です。

凱旋後、侍ジャパン選手の多くは3年後の連覇の夢を胸に秘めペナントレースに突入します。同時に大谷選手や吉田選手の活躍ぶりにも目が離せません。

満開の桜が散り始める4月から、鳥インフルエンザによる極度の鶏卵不足もさることながら、またまた原料や諸経費の高騰から値上げ商品が5,000品目にものぼると言われています。語呂合わせで、まさしくネ(音)をあげる年になりそうです。

マスク等の解禁によってインバウンド効果も蘇り、花見時とも重なって内外の観光客が一挙に訪れ、どこの宿泊施設も対応に追われているようです。飲食店も同様で、客足が戻りつつあるのにいずれもスタッフ不足に悩んでおり、こちらは嬉しい悲鳴と言うわけですが、もうすぐ大型連休がやってきます。名実ともに黄金週間になることを期待してやみません。

編集長 日比野隆宏

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