調理師日誌

2021年5月号編集後記

 青葉若葉の爽やかな季節が到来し、すでに沖縄県では梅雨入りとなりました。地球温暖化による影響が少しずつ季節のリズムを狂わせています。1年以上も続くコロナ禍で不安な日々を送る日本に、4月12日早朝のテレビ中継でビッグニュースが届きました。

 国内外に報道されたのは、日本人初の四大メジャー制覇!松山英樹プロ(29歳)が米ジョージア州オーガスタで行われていた「マスターズゴルフ・トーナメント2021」で、十度目にして悲願達成の初優勝の快挙を成し遂げたのです。これまで日本人のみならずアジア人勢で誰もなし得なかった偉業を究極の一打差で逃げ切り、見事な金字塔を打ち立てました。グリーンのジャケットに袖を通し、満面の笑顔でのガッツポーズとトロフィーを抱く姿が印象的でした。

 後日、初訪米後の菅総理から、多くの国民に勇気と感動を与えてくれる出来事だと最高の栄誉を称え、ゴルフ界では34年ぶりという岡本綾子プロ(賞金女王)に次ぐ二人目となる内閣総理大臣顕彰を授与されました。松山選手は、四国松山市の出身で学生時代(東北福祉大)を東北で過ごしたことから東北復興への思いは強く、復興をアピールする東京五輪では金メダルを目指すことを誓っていました。

 4月から物価が値上がりするものがある中で、商品やサービスの価格表示が変わり、消費税込みの表示が義務づけられました。目をこらして見ると食料品などは相変わらず税抜き表示を大きく、税込み価格を小さく表示する傾向があるようで、消費者心理を微妙にくすぐります。

編集長 日比野隆宏

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