調理師日誌

2019年2月号編集後記

 女子プロテニス界の新星大坂なおみ選手が昨年の全米オープンに続き、新年早々の全豪オープンを制し、グランドスラム二大会連続優勝を飾り、世界ランキング1位という快挙を成し遂げました。21歳の若さでまさにテニス界の女王となった訳ですが、日米の二重国籍を持つなおみ選手も来年夏の東京オリンピックに日本代表で出場したいと発言しており、超高額の税金を覚悟して日本国籍を決意する必要があるといいます。

 ところでなおみ選手のラケットやシューズ、腕時計などにあやかる人気商品は品切れし、極めつきは寄贈されたニッサンGTRも。相変わらず食べたいものはカツ丼とか。男子の錦織選手の活躍も期待されます。

 立春とは二十四節気の一つで、明治6年(1873年)に改暦されるまでは陰暦正月節にあたり、陽暦(新暦)では2月4日頃で暦の上ではこの日から春で一年が始まります。地球上から見た太陽が一周して戻ってくる一年を四季毎に六等分したものを二十四節気と称し、一節気は約十五日間になります。

 2月も下旬になれば冬型の気圧配置もくずれて移動性高気圧が東風(こち)をもたらすようになります。春めく和歌に「東風吹かばにおひおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな」(菅原道真)があります。春隣の季語とともに春はもうすぐです。

編集長 富田正藤

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