調理師日誌

2018年4月号編集後記

 今年は明治元年(1868年)から数えて150年になる「明治維新150年」の年にあたります。NHK大河ドラマも幕末推新期の薩摩藩士西郷隆盛を扱った「西郷どん」が人気を呼んでおり、観光業界はゴールデンウイークや夏休みに向けて「かごしま明治維新博」を開催する鹿児島県を中心に九州方面へのPRに力をいれているようです。

 百花繚乱の春から新緑の初夏へと移ろう季節がまさに黄金週間です。昭和の日、振替休日、メーデー、憲法記念日、みどりの日、こどもの日と続きます。来年の五5月1日は生前退位によって天皇陛下が代わります。平成も終わり、新元号になります。

 年頭の国会も昨年来の森友学園の国有地売却問題が再燃し紛糾しています。8億円もの値引きがなぜ行われたのかが焦点になり、近畿財務局と森友学園(籠池理事長)との間の決裁文書(結果的には大幅に改ざんされたもの)が国会に提出され審議されてきました。その際にすでにもとの交渉記録は廃棄し、どこにもないと答弁していた当時の佐川宣寿財務局長の嘘がばれた上に、交渉経過や安倍首相夫人の名前がすべて削除された事実が発覚。その責任をとって佐川国税庁長官は辞任に追い込まれました。「誰が、なぜ、どのように改ざんしたのか」真相究明のための佐川前局長の証人喚問が3月下旬に行われます。

 永朋舎創立二十五周年記念祝賀会(10月21日)に向けた記念号の準備にとりかかります。会員の皆様にはご協力のほど宜しくお願い致します。

編集長 富田正藤

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